ポテロング事件

 それは先日、佐世保に祖父の見舞いに行ったときのこと。
 

 病院に着いた午後一番、祖父はちょうどリハビリ中で病室にいなかったため、さぶとお菓子と飲み物を買って、病院の中庭でくつろいで??いるときやった。

 お菓子、さぶはチーズいりのちくわ(なぜか彼は、つまみ系が好き・・・さきいかとかあたりめなど。普通におやつで食べるんよねぇ。。。)、私は大好きなポテロング(皆さんしってるかいな、スティック状のポテトチップスの、太めな感じ、じゃがりこよりは太くて、も少しザクザクした感じのやつよ。)、で、後は二人とも大好きなクリームコロンなど、仲良く食べてたんやけどねぇ。


 そのうちさぶが、ポテロングを鼻につっこんで、遊び始めた。
 「これ、鼻に入れて、折ったるねん~~~~、押してみ~~~~!!」

 確かに私にはそう聞こえた。(ま~~~た馬鹿なことたくらんでるな、こいつ、みたいなのりで)
 ので。

 素直な気持ちで、さぶが鼻に突っ込んでるポテロングを、かる~~~く手のひらでぽんっと押してみた・・・・・・・ら・・・(^^;

 うおぉっと、鼻を押さえるさぶ。
「痛いねん!!!何するねん!!!!」←本気の関西弁・笑
「だって、押せって言ったやん。」
「言うてへん!!!あ~~~鼻血がぁぁ・・・・。」

鼻を押さえているさぶの手を、鮮やかな鮮血が・・・・・(^^;;;;

「嘘やん!!!なんで??ティッシュティッシュ!!!」

あたふたあたふた、ティッシュをとりに駐車場にダッシュ、(車においていたため・・・)
さぶに手渡す。

 つつ~~~~~って感じやなく、ボトボトボト~~~~って感じで、どんどん血が出ているではありませんか・・・・。しかも、かなり鮮やかな赤、なんか、もったいない、みたいな(^^;
 「突っ込みすぎた????」(私)
 「違うねん、ポテロングで鼻切ったねん。ざっくり、ぐっさりやで」(半泣き、半怒りのさぶ)
 「なら、上向いても止まらんよね、ね、ね、大丈夫??」(ちょっと半笑の私)
 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」(さぶ・必死)
 「・・・・・・・俺でよかったよ、これ、他人やったら即、病院行くで、なんてったって、病院の庭やし、目の前病院やし、傷害事件やで、これは。」(さぶ)
 「・・・・だって~~~~~、押してみ、て言ったやん!!!」(私)
 「言ってへん!!!!!鼻に入れたろか???て言っただけやん!!」(さぶ)
 「嘘やん!!!!押せって言ったもん!!!!!!!」(私)

 聞き間違えとはいえ、かなりバツが悪くなり、ついつい逆切れ状態になりつつあった私・・・

 



 そこへタイミングいいのか悪いのか。
 たまたま今日、見舞いに来ると言っていた、私のおかんが到着。
(祖父はつまり、私のおかんのおとうさんにあたるけんね。)

 もがいているさぶの背後からにこやかに近づいてくる。
いやいや、あのね、こっちはそれどこではなく・・・。

 「こんにちわ、あら、どうしたの??鼻血???どうして???」(母)
 「いや、あのね、私がね、いらんことして、私がちょっと悪くて・・・(かなり悪い・笑)。」(私)
 「・・・・・・・・・(この間が妙。)ふぅん・・・・・・・・・・・先に病室上がってるね。」(母)

 一瞬のおかんの顔。
私のせい。
て、いやいや、決して変な意味ではないのよぅ~~~~!!!
誤解した??もしや??
いや、いくらなんでも、ここ、病院だし、そんな、みだらなことは・・・・・・。
じゃなくて、違う、違う、ちがうのだが、私のせいは私のせいで・・・。

 「俺は物やないからね、人間やからね。加減って必要やからね。」
さぶは 鼻にティッシュを詰めたちょっとかわいそ~な、姿のまま、遠くを見ながら私にぼそっとつぶやいてた・・・。

 旦那にポテロング突っ込んで、鼻血ざたになるとは・・・。不覚・・・・。
しかも、母に、妙な誤解されていたとしたら・・・・・もっと不覚(笑)

 さぶはしば~~~らくご立腹状態(そりゃそ~~~だ)

しかしね、ポテロング鼻に突っ込んでたあなたもどうかと思うよ、30手前の大の男が。。。。。
と、逆切れ状態の私。

 まさに、これまでにない?険悪状態・・・・・・・・・・・・。
情けないが、ポテロングで鼻血で、険悪・・・・・。

 まぁ、仲直りはしたけれどもさ。
なんか、忘れられない出来事でして・・・。書いといた・・・

 さぶにはしばらく、
「傷害事件」として、つつかれることやろうなぁ・・・。

 
by kwsknok | 2006-01-20 00:07 | 夫婦生活?